「ヨミトリとヨミトリ君でご一緒しましょ!(3)」を投稿しました。
対人援助学会年4回刊行するオンラインマガジン「対人援助学マガジン」51号が発行されました。
「ヨミトリとヨミトリ君でご一緒しましょ!(3)」の主なトピックは、
- 対人援助学会年次大会デビュー!
- ヨミトリ君プロジェクト公式サイト立ち上げのお知らせ
- 意思疎通支援の4つの柱
- 東海地区遷延性意識障害者と家族の会「ひまわり」との連携開始
です。
「伝えているのに届かない」閉じ込め状態の苦しみの中にある遷延性意識障害や神経難病の方々への、指筆談の技能とヨミトリ君の技術の両軸での支援の可能性と、その実践を通じて学んでいることをお伝えしたいと思って書きました。
今号の主な内容をご紹介します:
対人援助学マガジンでのデビューに続き、第14回対人援助学会(オンライン開催)では意思疎通支援装置「ヨミトリ君」の有効性評価について初めてポスター発表を行いました。
専門家の方々からたくさん温かい関心と評価をお寄せいただき、とてもありがたく嬉しかったです。また、協力ししてくださった当事者の方たちが「誰かの役に立てることが嬉しい」と語られたことで支援が一方的なものではなく、お互いの協力の下での取り組みであることをご紹介できてよかったです。
公開したヨミトリ君プロジェクトの公式サイトに記しているプロジェクトの4つの柱について紹介しました。
- 当事者の「あきらめない気持ち」
- 家族・支援者の「信じる気持ち」
- 「ヨミトリ君」による科学的な検証(技術)
- 「ヨミトリ」による介助付き対話(技能)
本プロジェクトのコンセプトを考えた時に、対人援助学会の「研究だけに留まらな
い 実践だけにも留まらない」の学是が大きな指針となりました。
意思疎通支援は、ヨミトリ君による科学的検証のみで完結しません。
またヨミトリによる当事者との対話だけでも完結しません。
この4点が互いに連携し補完し合い、共に意思疎通支援の取り組みを進めていきたいと思います。
また、東海地区遷延性意識障害者と家族の会「ひまわり」との連携では、発症から7年、14年、さらには18年という長い年月が経過した遷延性意識障害の方々と交流することができました。驚くべきことに、全員が初回で装置のパネル操作を行い、ゲームを楽しむだけでなく、指筆談ヨミトリによって「とてもうれしい」と内面の意思を表出させることができました。
あなたがわかっていること 伝えたい
「必ず言葉は届く」と信じる心、そして技術と技能が手を取り合うことで、長年「ない」とされてきた意識、当事者自身の言葉を、家族、周囲の人々、そして社会へと繋ぎ直すことができるのです。
この意思疎通支援の活動は人の尊厳を取り戻すための実践です。今後も、日々蓄積されていく支援事例のご紹介を通じてその希望を広めていきたいと思います。
ぜひご一読ください↓


